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【講演】高齢社会を面白くする地域実践

 

2018.2.27. 中部学院大学COC+プロジェクト(岐阜県)

 
2018年2月27日、中部学院大学、株式会社トーカイ、大垣共立銀行の三者で平成29年2月に締結した「福祉・医療・教育分野の発展に向けた連携協力に関する協定」に基づく連携事業の一環として実施しました。
 少子高齢化、人口減少、地域の衰退や継続の危機が懸念される中、「高齢社会を面白くする」視点と試行をご紹介し、岐阜県を面白くするきっかけ作りを目標として、参加型の講演会を行いました。
 当日は105名の行政、大学、高校、NPO、福祉事業所、銀行、一般の方など様々な方にご参加頂きました。


高齢社会を自分ごとにする

 「高齢社会」と聞いても、漠然とした暗いイメージだけのことが多くあります。具体的に、どんなことが起きるのかを知り、自分ごとに少しリアルな体験をして頂きます。例えば5人に1人が認知症になる、3軒に1軒が空き家になる、自治体の半数が消滅危機になるなどの確率論を簡単な体験を通して感じて頂きます。
 漠然としたイメージから、具体的なイメージへ。高齢社会を自分ごとにすることから、高齢社会は面白くなります。

5人に1人が認知症、3戸に1戸が空家になる予測。
簡単なワークを通して、リアルに感じて頂きました。

高齢社会を面白くする手法を知り、岐阜でできることを考える

高齢社会を面白くするとは、どういうことか?株式会社斬新社での、現在進行形の実践から得た経験や手法をお伝えしました。弊社では、元々の事業であるリハビリテーションから地域づくりへと視野や事業が広がった背景をご紹介しました。介護、介護予防など従来からある事業を、これからの高齢社会にあわせたバージョンに上げていくこと。弊社の事業の「ソーシャルデイひと花」や「RehaBank」など、専門職が自分が受けたいサービスを開発、実践しています。
 さらに地域づくりでは、山口県阿武町、長野県小布施町、山梨県、岐阜県の実例をご紹介し、そもそも人はどんな時にモチベーションが高まるのかを紹介しました。人は義務感の「やるべき」よりも、面白い・楽しいの「やりたい」気持ちで体が動く。
 さて、岐阜県の皆さんは何をしたいか。今すぐやりたいことは何でしょう?そんな問いを皆さんにご提案をさせて頂きました。さぁ一緒に、岐阜を面白くしていきましょう!

 
真剣に講義に耳を傾け、びっしりノートにメモを残して頂きました。

ご感想(一部)

 

・発想がとても面白かった、形にはまった考え方にしていましたが、確かに楽しいこと・やりたいことが人を変えると思いました。
 
・固定概念をぶち壊して自由な発想ができる社会を目指していくことが分かった。
 
・もっとこれから先の高齢社会の事について考えていくべきだと、改めて思うことができた。
 
・高齢社会の問題をどのようにして改善していけばいいのか、とても分かりやすかった。
 
・これからの高齢社会がどうなっていくのか…という事は福祉の勉強をしていてとても不安には思っていましたが、今回の講座で高齢社会の未来がとても明るく感じた。
 
・大学での学習では知ることが出来ないことまで学ぶことが出来た。それをこれから大切にしていきたい。
 
・高齢社会、地域事業でやられていることについて、あまり理解していなかったけど、今日の講演を聞いて、写真や動画を用いて説明がされたので、とても分かりやすかった。
 
・高齢社会を良くしていくために、制度や介護が大切だと思っていたが、地域の力が大切だと知った。誰もが参加したいと思える活動を地域で展開していくために、どのようなものがあるか考えてみたい。
 
・高齢化社会に対して、大変=介護をする。必要。というイメージから面白くするために、介護予防、地域づくりが大事であると気づかされた。
 
・1 人の高齢者を1 人の若者が支える…、高齢化によって未来に対して良くないイメージがありましたが、どう動くか考えるかで変わっていくのだと思った。
 
・デイでの話を聞いてあのようなデイなら自分も行きたいと思った。楽しい場、自分から行きたいと思える場があれば活気ある人生を過ごせると感じた。
 
・デイサービスの改善など、様々な福祉の見方について話が聞けた。自分の祖父もデイに通っているので、今回学んだことを活かしていきたいと思った。自分も福祉への概念を変えることができた。

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